
Moon Custom Cycle Shop(M.C.C.S)の"Sunny" Yanoです!
今回は、毎年8月上旬に開催される、『Bonneville Speed Week 2025』にバイクで参戦するために、
7月末から15日間、USAへと行ってきましたので、その様子を紹介させて頂きます!

少し早めに行ったのは、もちろんバイクの準備のためでもありましたが、
今回は偶然にも【J-TOWN】のアートミュージアムのオープニングセレモニーのタイミングが合い、
そのイベントにも参加することが出来ました!

まずはその【J-TOWN】オープニングセレモニーの様子です。
会場は、Art Centarという、カイフォルニアでは有名な美術大学のキャンパスの中で行われました。

事前に登録しておかないと入れない感じだったのですが、
入口のお姉さんが優しかったので、手書きで名前書いて、無事に入れました。


キャンパス内には、模型や素材のサンプル、絵などが飾られており、
美大!って感じの建物でした。(美大行ったこと無いですが。)




そのホールスペースで、フリードリンクとフードが振る舞われ、
日系人のカーカルチャーにフォーカスした展示会のオープニングセレモニーが行われました。

このArt Centerという大学は、特に車関係のデザインに特化しているらしく、
シボレーやフォード、フェラーリ、トヨタ、テスラ等のデザイナーを数多く選出している大学だそうです。

セレモニーが終わり、遂にミュージアムへと足を踏み入れると、
たくさんの人で賑わっていて、なかなか前に進めませんでしたが、
日系人達の当時の写真や、カークラブジャケット、模型なども展示されていました。




その中には、なんとMOONEYESのブースもあり、
折角なので、お二人で写真を撮らせてもらいました。

二人共楽しそうです。
このミュージアムは、約2ヶ月間開催されているとのことでしたので、
是非近くに行く予定がある方は見に行ってみてください!

その後は、みんなで『Philippe』というお店に行き、
夕食を食べたあと、MOONEYES USAへと戻り、ウェンドーバーに向けての出発準備を行います。
実はこの日の深夜0時には、ウェンドーバーに向けて出発の予定です。
とりあえず、仮眠を取って、いざウェンドーバーに向けてしゅっぱーつ!

今回の旅路は、順当でした!
4時間半ほど走ってラスベカスを通過し、朝ご飯をDenny'sで食べて、再出発!
その頃には、朝日が登り、明るくなっていました。


そして、ウェンドーバーまで残り30分のところで、なんとトレーラーが横転。
後ろに付いてた僕達もびっくりしました。


色々処理を終わらせて、やっとウェンドーバーに到着したのは17時頃。
夜中の0時に出て、17時間掛けて到着しました。
長旅は何が起きるかわかりません。
次の日には、Bonneville Salt Flatsの塩の上に向かい、
まずは朝ご飯を作り、ブースを設営し、
車両のインスペクションに向かいました。




毎年インスペクションの時は、ドキドキです。


今回も2名体制で車両のチェックが行われ、
なんと1回目のインスペクションでハンドルストッパーの指摘を受けました。
車検通らず!ってことで、慌ててハードウェア屋さんに駆け込み、
ボルトとナットとプレートを買って、即席ハンドルストッパーを製作!






2回目のインスペクションでなんとか合格することが出来、
今年もSCTA DRIVERのリストバンドを付けてもらう事ができました。
毎年ですが、このリストバンドを付けてもらうと気が引き締まる感じがします。


次の日には、#9009 IronheadのメカニックのIM Factory Ito-sanも合流。
CrewのHitoshi-san, Kai-kunも合流し、チームが揃いました。


この日は、朝一からドライバーズミーティングが行われ、
遂にレーススタートとなりました。


レーンに並ぶと、ここから数時間待機。
列は少しずつ動くので、車から離れることも出来ずただ辛抱強く自分の番を待つだけです。

待っている間に、お昼を過ぎ、MOONEYES ブースからハンバーガーが届けられました!


お昼も食べて、やっとスタートライン付近に近づいて来ましたので、
レーシングスーツに着替えて、準備開始です。


実はShige-sanの前で走るの初めてだったので、かなり緊張しました。笑
今年は雨が全く降らなかったらしく、湖になることもなかったようで、
塩が少なく、硬い路面だと聞いていましたが、
走ってみると昨年とは全く違う感覚で、少し跳ねる感じがしました。
SCTAのスターターの方も、車両を覚えてくださっていて、挨拶させてもらいました。
スタート直前で緊張するのですが、意外と話しかけられるて冷静になれる気がします。
1st Run 102.620mph
そして、今年はタイミングが良かったので、初めてChico-sanの#1533が走る姿を見ることが出来ました!
Chico-sanの1本目はテストランでしたが、かなり良かったようで、明日の走りも楽しみです。


レース初日は、マシンもかなりの数いますので、一日待って1本走るのが精一杯ですので、
1本走ってモーテルに戻ります。
この日の夕食は、THE 日本食!ということで、ソーメンでした!
まさかのDean MOON Jr.さんも美味しいと言ってました!
アメリカ人にもウケるんですね。


日曜日は、塩の上に向かうとそのままコースに並びます。
この日も1本走れればいいなーと思いながら、列に並ぶ午前8時。
待ち時間の忍耐力レースです。

今年は去年よりも列が短いようで、日曜日も午前中に1本走れることが出来ました!
2nd Run 109.299mph
去年は、ファイナルギアを捨てた3rdギアで引っ張って115マイル出たのですが、
今年はファイナル使って自己記録を更新できず。
予定では、ファイナル使えば超えられると思っていたのですが、そう簡単にはいかないのがこのレース。
ここからしっかりセッティングの沼にハマっていきます。
リアのスプロケットのサイズを変えてもう1本!

お昼過ぎには2本目を走ることが出来ました。
3rd Run 89.720mph
あれ!?って走りながら思いますが、スタートしたら走り切るしかありません。
このレースの難しいところは、
セッティング変えてもテスト走行する場所ないので常にぶっつけ本番です。
Chico-sanの2本目は、思うようにスピードが伸びなかったようで、
3本目のレースでは、クラッチに問題が起こり、スピードが上手く出なかったようです。
今回Chico-sanのマシンのパラシュートには、Gene Winfieldの遺灰を入れて散骨したようです。
この日はこれで、レース終了!
MOONEYES USA Teamは月曜日の朝にはLAに向けて帰ることになりました。
僕達は、今年も居残り決定!
折角なので、走れるだけ走ってみます!

MOONEYES USAチームとお別れし、いざ塩の上へ!
去年からチーフクルーとして手伝ってくれているKAI-kunは、
Tシャツのプライスカードを作ってくれました。

そして、この日からHog Killers Aki-sanが参加!
IM Factory x Hog Killersの頼もしいメカニックが揃いました。


お昼ごはんは、CrewのHitoshi-sanが作ってくれたカップラーメンと炊き込みご飯と冷奴!


この日は合計3本のチャレンジを行うことが出来ましたが、
結果は、
4th Run 103.722mph
5th Run 108.829mph
6th Run 105.926mph
どんなにセッティングを大きく変えようとも、なぜかほとんど同じスピードしか出ず。笑
17時を迎え、コースがクローズになり、塩から上がったあとは、
みんなで反省会です。

そして、火曜日の朝。
すぐにラインに並び、昨晩の反省会を元に再度チャレンジです。
火曜日になると、ほとんどのレーサーは帰ってましたので、ラインに並べば走れるといった状況でした。
そして、僕達もこの日がレースにチャレンジできる最終日となります。
この日は朝走ったら、LAに向けて出発しようというスケジュールでした。

そうして挑んだ朝一番のRunでは、7th Run102.439mphの記録となりました。
大体残っているレーサーとも顔を合わせられる余裕が出来てきたのか、
去年のMOONEYES in ActionのYouTubeを見てBonneville Speed Week 2025に挑戦しているという方とも、
バイクを並べて写真を撮ることが出来ました!

その他にも、Bean BanditsのDanさんや、紫雲クラフトワークス松村さんとも記念写真を撮りました!


てか、帰るんじゃないのか?と思うでしょうが、
メカニックIto-sanに火がついたのか、もう1本走ろうといって、セッティング変更のため、
ちょっとレーンから離れていた頃でした。

そして挑んだ最終日2本目。
記録は8th Run 102.418mph。
どんだけ振り切ったセッティングに変えてもスピードが変わらないという状況に。。。。
もう現状で出来るセッティングをすべてやり尽くしてから帰ろうという話になり、
結局火曜日もコースがクローズになる17時まで走れるだけ走りました。
9th Run 94.492mph。
10th Run 97.766mph。
スピードが上がることはありませんでしたが、
今年出来るセッティングをすべて出し切り、原因がセッティングではないのでは?という結果が出ました。
合計で10本も走った後の#9009の車両は、吹っ飛んだボルトは有り物のボルトで代用していたり、
長距離を全開で走り続ける振動でスチールプレートが折れ、有り物のプレートで補強されていたり、
塩がサンドブラストのように当たり続けた箇所は、ペイントが剥がれてきたりと、
かなりボロボロになってしまいました。


これで今年のBonneville Speed Week 2025チャレンジは終了となりました。
過去5年間走れなかった経験もありましたが、
2年連続で走ることが出来て、分かってきたことがあります。
『もしかして、このレースは終わりがないんじゃないかという説。』
とりあえず、片付けをして、塩から上がり、LAに向けて急いで出発。
なんてったって、現地の出発時間をすごーーーーく過ぎてしまっていますので、
エナジードリンク飲んで出発です!

1日中レースした後に7時間のドライブ。
やっと、ラスベガスを超えてプリムという街に到着し、ホテルを取って倒れるように爆睡。
スケジュール守らずにずーーーっと走っちゃった自分が悪いですからね、自業自得ですが、かなりハードです。
次の日には、LAに到着し、塩だらけになったChevy Vanと#9009の洗車をしました。

しっかり洗車しないとサビだらけになりますからね。
レース無事に走り終え、片付けも終わった後は、ご褒美ディナーです!
ガーデナになるCherryStonesというお店で、プライムリブステーキ!

レースの時は、時短も必要だったので、カップラーメンとかでしたが、
しっかり美味しいものも堪能してきましたので、ご紹介します!
この旅の食事を最初から振り返り!
やっぱり出発前の成田空港で食べたくなる一風堂。

ついたその日に食べたPANDA EXPRESS
チャウメンとブロッコリーとオレンジチキン(HOT)


Golden Corralの食べ放題!
アメリカ人との話題になると言われて食べに行きました!




その後、試しに話題に出してみると、『俺はいかないな。。』とキャッチボール出来ず!
L&L HAWAIIのカツカレー!


ライスとカツに対してのカレーの量すくな!って思うかもしれませんが、
ライスとカツが多いんです。
Hungry Boy(MOONEYES USAの隣)のターキーメルト!
朝ご飯にぴったりのヘルシーさ。

Sundy`s スパむすび
長距離運転中でも片手で食べられる様にと作ってくださいました!

普通のスパむすびと違うところは、ごまが入っててアクセントになって美味しかったです。
Denny'sでブレックファーストプレート。
ウェンドーバーに向かう途中のラスベガス辺りで食べました。

ウェンドーバーについて最初に食べたハンバーガーステーキ。
去年初めて食べてからハマりました。

塩の上で食べたブレックファーストブリトー!

なんとなく塩の上の開放感でサイコーに美味しかった!
レーンに並んでいる時に食べたハンバーガー!

モーテルの前に今年から出来ていたメキシカンフードトラック

ディップタコス? コンソメスープにディップしながら食べるのは初めてでしたが、
さっぱりと食べられて美味しかったです!
たまには日本食『そーめん!』


やっぱり胃が休まります。
帰りのプリムでレストランもしまってたので、
2本で6ドルのホットドック。身に染みます。

Jack in the BOXでフライドチキンサンド。

ハンティントンラーメンというお店の豚骨ラーメン。

東京ラーメンとどっちが良い?といわれて、こちらの方が潔いという理由で選択。
バルボアアイランドのCrab Cooker!


アメリカに行くと絶対行っているお店です。
クラムチャウダーは大きいサイズがあることを発見!大収穫です。
最後はLAXの中にあるPANDA EXPRESS

アメリカの最初と最後の食事がPANDA EXPRESSでした。
しかも選んだメニューが一緒!!笑
長くなりましたが、これで今年のSunny's Attempt Bonneville Speed Week 2025も無事に終了となりました!
来年へ向けての反省会もLAへの帰路の道中で進みましたが、じっくり考えていこうと思います。
また、今回の挑戦の様子は、YouTube『MOONEYES in Action』でも紹介させて頂きますので、
そちらも是非チェック!!
"Sunny" Yano