Bonneville Speed Week 2022
Moon Custom Cycle Shop(M.C.C.S)の"Sunny" Yanoです!
今回は、今月の第一週に開催されたBonneville Speed Week 2022に参加しましたので、
その様子をお伝えいたします!
Instagram等で確認して下さっていた皆さんはもう知っていると思いますが、
今年のSpeed Weekは、直前の雨で会場が湖に戻ってしまい、出走することは叶いませんでした。
楽しみにしてくださっていた方々もいらっしゃったと思いますが、自然には敵いませんね。
さて、今回はちょっと特別にBonneville Speed Weekの一週間前にUSAに渡り、
MQQNEYES USAで一週間仕事をしながら、ちょっとずつ車両の準備や備品の準備を進めていきました。
イベントの一週間前となると、#1533のChico-sanも普段の仕事を終えた後は、
マシンの調整などでMachine Shopで作業をしていました。
イベント直前にしかアメリカに来たことがなかったので、
レース前の準備も見ることが出来、いよいよBonnevilleか!と実感出来ました。
Chico-sanとTim-sanがあれこれマシンの調整を行ない、いざエンジンスタート!
耳を塞ぎたくなる程の爆音を会社中に響かせながら、最終調整を行なっていました。
このマシンがChico-sanの手作りと思うと、ホントにすごい人だと思います。
その作業中、ふと別倉庫を見ると、Shige-sanがEl Caminoの整備をしていて、
思わずこちらも写真を撮っちゃいました。
Chico-sanがフューエルを買いに行くとのことなので、便乗して連れて行ってもらい、
僕も一緒にレースで使うガスを購入!5ガロンあれば十分です!
そうこうしていると整備に出していた僕のマシンも戻って来ましたので、
買ったガスを入れてみて、エンジンを掛けてみました!
3年間エンジンも掛けずに置いていて、少し心配でしたが、
軽い整備でエンジンも調子よく回り、準備は万端!
今回のBonneville Speed Weekには、新しい車両が参加しました!MQQN Equipped Logo の入ったスプリンターです!
このVanでChic-sanのマシンを載せたトレーラーを引っ張り、Wendoverへと向かいます。
道のりは片道715マイル(1,144キロ)の道のりです!もちろん引っ張られるトレーラーも要チェックです!
日曜日には、ロングビーチで行なわれていたモーターサイクルスワップミートも見学に行ってきました!
週代わりに3つのスワップミートが開催されているところなので、
ロングビーチで日曜日を過ごす機会があったら是非行ってみてください!
準備も整いましたので、Chevy Vanに自分のマシンを積み込み、いざWendoverへと出発です!
もうWendoverへ向かうのも、今回で3回目。
道のりはなんとなく分かってはいましたが、やっぱり遠かったです。
ひたすら続くまーーーーっすぐな道がさらに長く感じます。笑
朝6時に、Californiaを出発し、目的地のWendoverへ着いたのが夕方6時。
ちょうど12時間かかって到着です。
Wendoverの街が見えてきた瞬間がいつもうれしくてたまらないです。
その日はそのままホテルへと宿泊し、金曜日にやっと塩の上に入れました。
この日はそのまま、Inspection(車検)を行ない、無事に受付が終了!
インスペクターのスタッフもマシンをじっくりと検査していて、
受かるのは知っていましたが、ドキドキしてしまいました。
あとは、ドライバーリストバンドをもらいに行くだけだったのですが、
どこでもらうのか分からず、あっちで聞いて、こっちで聞いて、またまた別のところに行って、
ようやくリストバンドもゲット!
恥ずかしながら、一部始終を写真で撮られていました。。
Inspectionも無事に通過し、MQQNEYES ブースのあるPit Areaに行くと、
他にも多くのマシンがレース準備を行なっており、3年ぶりにやっとBonneville Speed Weekに来ることが出来たと実感!
そして、もう皆さんもご存知だとは思いますが、この日の夕方から次の日の朝に掛けていきなり土砂降りの雨が降り、
昨日まで乾いていた会場も、朝には湖に戻ってしまいました。
ここまで順調に進んで来たのですが、残念です。。
あそこにいた誰もが、朝起きてがっくりしたこと間違いなしです。
土曜日で、イベントの開催日でしたが、塩の上に入る前のゲートで止められてしまい、
Uターンしてホテルへと引き返すしかありませんでした。
その後も断続的に雨が降り続け、日曜日の朝にはこれ以上待ってもコースがオープンになることは無いだろうと判断し、
金曜日にPit Areaに置いてきたショップトレーラーとChico-sanのマシンを回収するため、
湖の中、車でPit Areaまで向かいました。
途中、塩の表面が剥がれ、流氷のようになっていることもあり、
これはこれで、なかなか出来ない経験をすることが出来ました。
湖の中で、ショップの撤収作業をするのも一苦労。
下に何も置けないので、テーブルを上手く活用して、荷物を濡らさないように、行いました!
国内外、色々なイベントに行くことが多いですが、湖の中でイベントの撤収作業を行なったのは初めてです。
そういえば、今回の旅で嬉しいことがありました。MOONの創設者である、Dean Moonの息子さん、
Dean Moon Jr.に初めて会うことが出来ました!
ついつい一緒に写真を撮ってもらいました。笑
撤収作業が終わり、早々に塩水の湖から脱出するべく、車を走らせました。
陸に上がると、3台でPit Areaに向かった内の2台に問題が起こり、
そのまま修理工場まで直行となり、2日間足止め。
Chevy Vanは無事だったので、その日のうちにCaliforniaを目指しました。
予定よりも1日早い出発でしたので、途中でザイオン国立公園に立ち寄り、
自然に出来た渓谷を観光してからCaliforniaへ向かいました。
MQQNEYES USAに無事に到着し、Wendoverで2日間足止めされていた車両たちも戻ってきました。
戻ってきた#1533のマシンを見ると、もうすでにフレームに錆びが付いていました。。。
あの塩水の中走ってきたのですから、こうなりますよね、、、、
一度マシンをバラバラにして洗浄するようです。
会場に入った車両も綺麗に洗車場で洗い、片付けを行なった後、日本へと帰国しました。
今回のBonnevilleも残念な結果に終わりましたが、Bonneville Speed Weekに出ると計画を立ててもう5年が経ちます。
レースのキャンセル、コロナ渦と走れない状況が続いていますが、
いつか走れる時が来ると信じ、来年もチャレンジする予定です!
サポートしてくれた皆さん、ありがとう御座いました!
"Sunny" Yano